キーワード:IEEE802.1x

NW0044
もともとは有線LANで使われる規格として標準化が行われたものだが、 現在は無線LAN用のユーザー認証の仕組みとして注目される規格で、 「サプリカント」、「オーセンティケータ」「RADIUSサーバ」の三つの要素からなり、 IEEEにより標準化された規格を何と言う?
回答
IEEE802.1x
解説 関連用語
IEEE802.1xは問題文にあるとおり、もともとは、有線LANで使われる規格として標準化が行われた 「サプリカント」「オーセンティケータ」「RADIUSサーバ」の三つの要素からなる認証の仕組みです。 まず、サプリカントは、認証を受ける側の要素で個々のクライアントマシンが該当します。 次に、オーセンティケータはサプリカントの接続要求を受け、 RADIUSサーバとやり取りし、サプリカントの接続可否を制御します。 最後にRADIUSサーバは、 ユーザーID、パスワード、証明書などを保持し照合し認証を行うサーバになります。 オーセンティケータとRADIUSサーバ間は、 PPPを拡張した、 ELPというプロトコルが使用され、 ELPの上位プロトコルとしては、 RFC2716で標準化されたEAP−TLSが使用されます。 EAP−TLSは、 証明書を利用しサプリカント、RADIUSサーバの相互認証を行うプロトコルです。
IEEE802.1x
サプリカント、オーセンティケータ、RADIUSサーバから成るユーザー認証の仕組み。
PPP
Point to Point Protocol の略。IPの他、Apple Talk や IPX等、さまざまなプロトコルを上位層に持つことができるデータリンク層のプロトコル。
EAP
PPPを拡張した認証プロトコル。
EAP−TLS
PRFC2716により標準化されたサプリカントとRADIUSサーバの相互認証を行うプロトコル。
関連書籍販売コーナー
RADIUS―ユーザ認証セキュリティプロトコル
RADIUS―ユーザ認証セキュリティプロトコル
ユーザー認証セキュリティープロトコルであるRADIUSの解説書。 ユーザー認証プロトコルに関する問題は、テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験において、 毎年のように出題されています。 この本は、CHAPやPAPの他 APAP,EAP等に関して、実例を交えて、 とても詳しく説明されているので、ユーザー認証プロトコルで得点を稼ぎたい人はどうぞ。
発売元:オライリー・ジャパン
価格 :¥3,360 (税込)(送料無料)