日本語では、認定情報速度と言い、フレームリレー網において、
網が正常状態の時に保証される速度を何と言う? 英字3文字で答えよ。 |
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CIR( Committed Information Rate ) |
問題文にあるように、フレームリレー網において、網が正常状態の時に、
保証される速度をCIRと言います。
テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験には、平成15年_午後1_問1に、
『音声伝送における品質問題』という見出しで、以下のような形で出題されました。
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FRサービスは、通信事業者の提供する(@1)による情報速度の保証があるものの、
多くのサービスが数Mビット/秒までの通信速度であり、パケットの損失や遅延、
ジッタによる音声品質の劣化への対策が必要である。
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上記の(@1)に「CIR」を埋める。
さて、ここで気になるのはCIRではなく、
その後の「パケットの損失や遅延、ジッタによる音声品質の劣化・・」という部分・・・。
そう。フレームリレー網では、パケットの送達確認がないので、
パケットが損失する可能性があります。
またCIRが保証するのは、情報速度のみで、
遅延時間については保証しません。そして一番気になる
「ジッタ」ですが、
ジッタとは、音声通信の世界で信号の時間軸方向の揺らぎのことです。
つまり、早く到着したパケットの後に、遅いパケットが到着するか、
もしくはその逆で、遅いパケットが到着した後に早いパケットが到着すると、
波形の周期が長くなったり、短くなったりして音声品質が劣化すると言うことです。
今後の試験では、フレームリレー網を用いた音声通信の問題点として、
これらのことを記述させる問題が出題されるかもしれないので、
あわせて覚えておきましょう。
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プロトコルを簡略化することにより、高速化をはかったデータリンク層のプロトコル。 |
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フレームリレー網において、網が正常状態の時に保証される速度。 |
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時間軸方向の波形のゆらぎ。 |
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フレームリレー/セルリレーによる 企業ネットワークの新構築技法 |
少々古い本ですが、フレームリレーの企業ネットワークへの適用方法について、実例を交えて、
とても詳しく書かれている本です。
紹介されている実例はそのままテクニカルエンジニア(ネットワーク)試験の午後問題に出てきそうな事例なので、
午後問題の為に、事例慣れしておきたいとお考えの人はぜひどうぞ。
発売元 | :日経BP企画 |
価格 | :¥2,940 (税込)(送料無料) |
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