キーワード:オーセンティケータ( Authenticate )

NW0040
IEEE802.1.x は3つの要素で構成される。一つは、 認証される側の機器である「サプリカント」。もう一つは認証を行う「RADIUSサーバ」です。 さて、残るもう一つの要素で、「サプリカント」と「RADIUSサーバ」の間に位置し、 EAPにより「RADIUSサーバ」とやり取りし、その結果を受けて 「サプリカント」のアクセスを制御を行う要素を何と言う。
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回答
オーセンティケータ( Authenticate )
解説 関連用語
IEEE802.1.xにおいて、 サプリカントからの要求を受けて、 RADIUSサーバとやり取りし、 サプリカントの接続可否を決める要素を、 オーセンティケータと言います。 実際のネットワークでは、無線LANのアクセスポイントや、 スイッチやルータ等がこの役割を担います。 オーセンティケータRADIUSサーバとは問題文にあるように EAPによりやり取りされます。 EAPは、 PPPを拡張した認証プロトコルで、ユーザー名とパスワード、 ワンタイムパスワードといったものに加え EAP−TLSが利用できます。 EAP−TLSは、証明書を使用して サプリカントRADIUSサーバの相互認証を行うプロトコルで、 RFC2716で標準化されています。
IEEE802.1.x
サプリカント、オーセンティケータ、RADIUSサーバから成るユーザー認証の仕組み。
サプリカント
IEEE802.1.x における認証をされる側。
RADIUSサーバ
ユーザーID、パスワード、証明書などを保持し照合し、認証するサーバ。
EAP
PPPを拡張した認証プロトコル。
オーセンティケータ
IEEE802.1.x において、RADIUSサーバとEAPによりやり取りし、サプリカントの接続可否を決める要素。
EAP−TLS
PRFC2716により標準化されたサプリカントとRADIUSサーバの相互認証を行うプロトコル。
PPP
Point to Point Protocol の略。IPの他、Apple Talk や IPX等、さまざまなプロトコルを上位層に持つことができるデータリンク層のプロトコル。
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