キーワード:FIB( Forwarding Infomation Base )

NW0033
ルータ内でパケット転送を行う時に参照する経路制御表をアルファベット3文字で答えよ。
回答
FIB( Forwarding Infomation Base )
解説 関連用語
ルータがパケットを転送する際に参照している経路制御表をFIBと言います。 この経路制御表は、静的に設定されているか、ルーティングプロトコルによって動的に設定されているかですが、 試験ではルーティングプロトコルによって動的に設定されているケースの方が良く出題されます。 ルーティングプロトコルの経路設定方法は、 大きく分けて距離ベクトル型と、 リンクステート型の2つに分けられます。 この内、 距離ベクトル型は、あて先IPアドレスまでに経由するルータが一番少ない経路を選択するプロトコルで、 代表的なプロトコルに、RIPがあります。 一方、リンクステート型は、あて先までの距離以外に、 リンクの状態(ステート)を判断基準に入れ経路を選択するプロトコルで、 代表的なプロトコルに、OSPFがあります。
FIB
Forwading Information Base の頭文字をとったもの。 ルータが経路選択の際に参照している経路制御表。
距離ベクトル型
ルーティング方式の一つで、経由するルータが一番少ないルートを選択する。
リンクステート型
ルーティング方式の一つで、リンクの状態まで考慮に入れてルートを選択する。
RIP
距離ベクトル型の代表的なルーティングプロトコル。小規模LAN向け。
OSPF
リンクステート型の代表的なルーティングプロトコル。 ハローメッセージ、フラッディングにより情報通知をしている。 大規模LANにも対応できる。
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