G992.1規格のADSLでは、ADSLの周波数と電話の周波数が重なっている為、
スプリッタを使用して分解します。
また、
G992.1の他にADSLで使用する周波数帯を、可聴音の最高周波数である20KHzよりも高くし、
スプリッタを使用しなくても、電話と共存することをできるようにした
G992.2規格があります。
ADSLとは、Asymmetric Digital Subscriber Line(非対称ディジタル加入者線)の頭文字をとったもので、
非対称だといっているのはその通信速度。上り(ユーザーから電話局へ)は低周波数帯を使用し低速。
下り(電話局からユーザー)は高周波数帯を使用し上りの数倍といった高速になっています。
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フルレートADSL。ITU−Tによって標準化されたADSLの規格 |
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ハーフレートADSL。使用する周波数帯はG992.1の半分で、スプリッタが必要ない。 |
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電話とADSL信号とを分解する為のフィルタ |
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