キーワード:LLC、MAC

NW0005
OSI7階層では、データリンク層を上位の論理リンク層と、 下位の媒体アクセス制御に分割している。それぞれ何と呼ばれるか?
英字3文字で答えよ。
回答
LLC、MAC
解説 関連用語
問題文の データリンク層とは、 OSI基本参照モデルの下から2番目に位置し、 物理層の提供するビット単位のデータ伝送サービスを利用し、 隣接ノード間のデータリンクを確立し、 上位層であるネットワーク層へ、 フレーム単位のデータ伝送サービスを提供します。 上記の実現の為、大きく分けて二つの仕事をこなしています。
1.誤り制御やフレームの抜けや重複の検出などデータリンクを論理的に構築する仕事。
2.物理層の提供するサービスに応じた衝突制御などを行い物理的にフレームデータを伝送する仕事 (物理層の媒体によって機能が違う)
1の仕事を行う層をLLC( Logical Link Control )副層と呼び、 2の仕事を行う層をMAC( Media Access Control )副層と呼んでいます。 ちなみにデータリンク層の代表的なプロトコルには以下のようなものがあります。
HDLC、SDLC、BSC、CSMA/CD、トークンバス、トークンリング、PPP
データリンク層
OSI参照モデルの第2層。ネットワーク上で直結されている機器同士での通信方式を定めたもの。
OSI基本参照モデル
国際標準化機構(ISO)に制定されているOpen Systems Interconnecion(開放型システム間相互接続)に 準拠し、ネットワークシステムの備えるべき機能を階層構造で表したもの。
隣接ノード間
テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験に非常に良く出る単語。隣接ノード間ときたら、 「データリンク層の話だな。」と思ってください。逆に データリンク層の問題が出たら解答に「隣接ノード間」を含めると、 解答が上手くまとまることがあります。
ネットワーク層
OSI参照モデルの第3層。いくつかのデータリンクをまたいで、エンドノード間の通信を実現する層。
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