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データ |
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↓ |
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2 |
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データ |
TCPヘッダ |
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↓ |
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3 |
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データ |
TCPヘッダ |
IPヘッダ |
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↓ |
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4 |
FCS |
データ |
TCPヘッダ |
IPヘッダ |
イーサネットヘッダ |
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↓ |
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LAN上を流れる |
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↓ |
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5 |
FCS |
データ |
TCPヘッダ |
IPヘッダ |
イーサネットヘッダ |
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↓ |
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6 |
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データ |
TCPヘッダ |
IPヘッダ |
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↓ |
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7 |
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データ |
TCPヘッダ |
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↓ |
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8 |
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データ |
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一般例として、
イーサネットのLANで、
IPを用い、
TCPコネクションを張り、
アプリケーションのデータを受け渡す場合に、
データがどのように姿を変えるか見ていきましょう。
アプリケーションからTCPに渡されたデータは、
TCPヘッダを付加されIPに渡され、IPでIPヘッダを付加され、
イーサネットに渡され、イーサネットでイーサネットヘッダと
FCSを付加され、
LAN上を流れます。
その後、受信側のノードに到達したフレームは、送信時と逆の流れで、
各層に対応するヘッダやFCSを取り除かれ、
アプリケーションに渡されます。
この場合の各層において、
その層に対応するヘッダやFCSがある状態のデータを
PDU(プロトコルデータユニット)、
ない状態をSDU(サービスデータユニット)
と呼びます。
TCPから見ると、1,8の状態がSDU、2,7の状態がPDUであり、
IPから見ると、2,7の状態がSDU、3,6の状態がPDUになります。
また、送信時に各層で付加され、受信時に取り除かれるヘッダや
FCS等の付加データを
PCI(プロトコル制御情報)と言います。
これを、
OSI基本参照モデル
で送信時のN層のエンティティの仕事について
まとめると、
「(N+1)層のPDUを(N)層のSDUとして受け取り、
(N)PCIを付加し、(N)PDUとして、(N−1)層に受け渡す。」
と表現されます。
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IEEE 802.3委員会によって標準化されたCSMA/CD方式のLANの総称。
現在のLANの主流。 |
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Internet Protocolの略。ルーティング機能やアドレッシング機能を提供する。
アドレッシング機能の一つであるIPアドレスはあまりに有名。 |
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Transmission Control Protocolの略。OSI基本参照モデルの第4層トランスポート層の代表的なプロトコル。
コネクション型プロトコルで信頼性が高い。 |
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Frame Check Sequence の略。フレームに含まれるビット誤りを検出する為の
CRCチェックの結果を表している。ヘッダーではなくフッターに位置するので要注意。 |
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Protocol Control Infomation の略。プロトコル制御用に付与されるヘッダーやフッター情報 |
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国際標準化機構(ISO)に制定されているOpen Systems Interconnecion(開放型システム間相互接続)に
準拠し、ネットワークシステムの備えるべき機能を階層構造で表したもの。 |
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