4.時間難易度の克服。
午後1の試験は、90分で3問回答しなければなりません。これはかなり時間的に厳しい条件です。 実際、私が平成15年に受験した際には、時間ギリギリで解き終わり、見直しの時間が まったく取れない状況でした。(結果的に不合格でした・・・。) 内容的には、それほど難しいとは感じなかったので、見直しの時間さえ作れていれば、 合格していたんじゃないかと、今でも思います。 こういった状況を打破する為には、本文を読むスピードを上げることが重要だと考えます。 本文を読むスピードを上げる為には、以下のような対策が考えられると思います。
1.おきまりの言い回しに慣れる。
2.試験で使用される単語に慣れる。
1に関しては、ネットワーク試験というか、 情報処理技術者試験、全般の出題形式のクセがある ので、ソフトウエア開発技術者試験や、アプリケーションエンジニア試験、 テクニカルエンジニア(データベース)試験等も解いてみるなどして、慣れるようにしましょう。
2に関しては、専門用語に慣れるということです。
テクニカルエンジニア(ネットワーク)試験の問題は、 他の試験と比べて圧倒的に専門用語が多い試験です。
<例 (H16年_午後1_問1 より抜粋)>
・・・社内ネットワークを、 通信事業者 が提供する IP-VPN を利用した新ネットワークに移行 することにした。新ネットワークで使用する ルータ には、 イーサネットフレームヘッダ のフィールドとその値を指定する フィルタ を設定でき、条件に合うフレームだけを IPでトンネリングする 機能が・・・
このように、テクニカルエンジニア(ネットワーク)でしか使用されない用語が問題文に、 ちりばめられて出題されます。
こういった文章にでくわした時に、「IP-VPNってなんだっけ?・・・」 「IPでトンネリングってどういう状態だ?・・・」となってしまうようでは、 問題を最後まで解ききれません。
なので、過去問などを解く際には、 回答には全く関係ない部分に出てきた用語でも、知らない用語があれば、用語集を調べる ようにしましょう。用語集は、今後当サイトでも 用意するつもりです。